福岡に写真屋さんをつくるまでの話。 I open photograph-shop in Fukuoka. It is none till then. from sakai sakiho

2009年7月24日金曜日

あ、雨

今日は久しぶりに朝までがんばってしまった...
夜遅くまで残ると恐くて帰れなくなったりもする。
気持ちのいい朝だな、と思いながら外に出たら雨。
またデスクに戻る。

もうちょっとがんばってみようかな。

2009年7月19日日曜日

店休日

7月21日(火)をお休みにしています。
今月は以上です。

8月はお休みがありませんので、いつでもいらしてください。
スタッフは、酒井(さかい)、川内(かわうち)、山下(やました)の3人で交代しています。
写真の焼き方などそれぞれに得意な焼き加減がありますので、好きなスタッフを見つけられたらいろいろ相談してみてください。

『料理を上手に撮る方法』

ワークショップのご案内です。

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『料理を上手に撮る方法』

日程:8/1(土)
時間:11:30~(3時間程度)
場所:アルバス写真ラボ 2階ギャラリー(812-0023 福岡市中央区警固2-9-14)
参加費:2,800円(被写体用のお料理付き)
定員:10名
持参物:一眼レフカメラ(デジタル・アナログどちらでも可)/お料理と一緒に撮りたい小物(テーブルクロスなど)
内容:器に盛られたお料理はもちろん、ドリンクやケーキの撮影も伝授。シーンと被写体に応じて説明を致します。

講師:平川雄一朗
講師プロフィール:
1970年福岡市生まれ。福岡大学法学部卒。
学生時代の部活をきっかけに、独学で写真を学ぶ。大学卒業後に31才まで勤めた会社を離れ、プロカメラマンへ転身。出版社の契約カメラマンを経て、2004年にフリーランスとして独立。2008年には福岡市内3つのギャラリーで個展を開くなど、商業写真と同時に写真作家としても精力的に活動中。現在はフリーカメラマンユニット「CROSS.studio」所属。

お問い合わせ:092-791-9335/info@albus.in(アルバス写真ラボ)

2009年7月14日火曜日

albusって何だろう

albusが一人歩きし始めた。おいおいちょっと待って。
ニュートラルな場所にしたいと思っていたのに、いつの間にか偏った考えを持っているんじゃないかと考える。「albus=白」という意味を持っているから、時々に色が変わってしまうのかな。

居心地が良い場所、商売が成り立つということ、伝えたいことって何だろう....オープン2ヶ月、また振り出しに戻るこの頃。



2009年7月12日日曜日

葉っぱのカタログと葉っぱと写真を楽しむ一日。

清永洋写真展『Frost』




清永洋 写真展『Frost』
会期:2009.08.21(金)ー09.03(木)※会期中お休みはありません
時間:11:00-20:00
会場:albus写真ラボ2階ギャラリー

オープニングイベント(入場無料)
08.21(金)19:00-20:30
アーティストトーク&スライドショウ
(聞き手:「Re:s(りす)編集長 藤本智士」)
※予約は要りません

写真集「Frost」の出版にあたり、福岡で初の個展を開催します
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清永 洋(きよながひろし)
写真家 75年福岡生まれ
九州芸術工科大学卒業
現在、東京にて書籍や雑誌等を中心に活躍中
hp.www.airnote.jp

風博士と旅するミュージック




風博士と旅するミュージック
親子でも楽しめるライブ

8/8(土)
@albus写真ラボ2階ギャラリー
14:30 open /15:00 start
2300yen(1drinkと使い切りカメラ付き)

ライブを撮影する子どもカメラマン募集!
親子でご入場の方に限り、中学生以下の子どもは無料になります。現像した写真をalbus写真ラボまでお持ちいただくと、風博士が旅先からお返事をくれるかもしれません。ライブはどなたでも入場可能です。(要チケット)

2009年7月11日土曜日

ワークショップのお知らせ

写真を写す前に写るレッスンも必要と思い、活躍しているメイクアップアーティストをお呼びしてワークショップをすることにしました。彼がメイクをしたら、百貨店の化粧品の売れ行きが3倍になるそうです。男前ですよ。とにかくトークが面白い。出会ってすぐに惚れてしまいました。彼に会いたい方もぜひ。
※当日、化粧品の販売などは行いません。一生もんのメイク法を伝授するだけです。メイクしたい男性も参加可能。

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「写真に美しく写るー夏のくずれにくいベースメイク編」

日時:7/29(水) 14:00~16:30
定員:10名
参加費:2500円
持参物:
・メイク用の鏡
・普段お使いのメイク道具
・化粧水
・白いタオル(ケープ用)

講師
淵上 直彦 メイクアップアーティスト
Fuchigami Naohiko
1973年生まれ。2003年アパレル業界を経てメイクアップアーティストとして活動を開始
2005年コレクションズクラブに所属し主にカネボウ化粧品メイクアップアーティストとして全国で活躍。現在も、撮影・講習会・ファッションショー等、東京・大阪・福岡・韓国などフリーでも幅広く活動を行う

2009年7月10日金曜日

写真集販売

2階ギャラリーで写真集の販売を行います。
古本ですが、albusがいいなと思った写真集をセレクトして置いています。
7月20日から。

スタジオ撮影中は入れませんが、ほぼ開いています。
写真集は見るだけでも構いません。昔、写真学生時代に写真集の図書館があって毎日通っていたのを思い出して、やらなきゃと思い立ちました。写真はほんとにたくさんの情報を抱えて見る人に何かを伝えています。撮るだけじゃなく、見る力も必要。

albus写真スクールでは写真集を読むということについても考えたいと思っています。

パーフォレーション焼き

パーフォレーション焼きを信じられない価格にしました。(と勝手に思っているだけ)
作業工程に比べたら、ほんとに安いです。一枚一枚手焼きですので。

一枚50円より。値上げの予定は今のところありません。
作品づくりに一度試してみてください。

albus写真スクール 第一期

albus写真スクールの応募を閉め切りました。
多数のご連絡ありがとうございます。
現在、仮受付中ですので、空きが出た場合は再度告知いたします。
また、第二期の募集もなるべく早めに開始する予定です。
もう少々お待ちください。

次のお休み

7/21(火)が店休日になります。
よろしくお願いします。

まちなみ写真

もうすぐ〆切。
albusに応募フォームを置いているので応募してみては?
ポストもすぐ側にあるので、写真を持って来てくださればすぐに投稿できます。
ぐっと引き立つように焼きますよ。

http://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/toshikeikan/machi/toshikeikanshou/keikansyou-bosyu.html

2009年7月6日月曜日

albus写真スクール

albusから作家を出したいと本気で思って開催するスクール。第一期ともあり気合い十分。講師の平川さんと練りに練って内容を考えています。初心者も大歓迎。(今から購入する人も含め、カメラを持っている人に限ります。急いで買わなくても良いので相談してください)
定員10名なので、お早めにご相談ください。

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アルバス写真スクール  第一期
『写真がうまくなる理屈』

「偶然撮れていたいい写真」から「狙って撮れるいい写真」に。あなたをとらえてはなさい『写真』について、プロとじっくり考えてみませんか?いままで、ありそうでなかった写真のスクール。基本的なカメラ操作~実践的な作品の創り方はもちろん、写真の流行や写真集の読み方をレクチャーいたします。写真がうまくなる理屈を眼と心と身体で捉えてください。

日程:8/10(月)~毎週月曜日(全10回)
※8/10、17、24、31、9/7、14、21、28、10/5、12、19
時間:20:00~21:30
場所:アルバス写真ラボ(810-0023 福岡市中央区警固2-9-14)
学費:38000円(特典:現像・プリント3本分無料 5000円相当)
定員:10名

講師:平川雄一朗
講師プロフィール:
1970年福岡市生まれ。福岡大学法学部卒。
学生時代の部活をきっかけに、独学で写真を学ぶ。大学卒業後に31才まで勤めた会社を離れ、プロカメラマンへ転身。
出版社の契約カメラマンを経て、2004年にフリーランスとして独立。2008年には福岡市内3つのギャラリーで個展を開くなど、商業写真と同時に写真作家としても精力的に活動中。現在はフリーカメラマンユニット「CROSS.studio」所属。

お問い合わせ:092-791-9335/info@albus.in(アルバス写真ラボ 酒井)

カリキュラム:
1.写真概論1  自分の写真について『写真が上手いってなんだろう』
2.写真概論2   作家の写真をみる『誕生から現在。写真の流行りを解き明かそう』
3.写真の撮り方1 自分のカメラについて知る『カメラを身体で操作する』
4.写真の撮り方2 写真と視界について考える『見えている世界を思いどうりに』
5.写真の撮り方3 撮影のための技術を知る『「思いどうりに」という事』
6.写真の撮り方4 何を使って写真をつくる?『噂のレンズとカラーネガプリント』
7.写真講評1回目 ここで全員の作品を鑑賞してもらいます『「観せる」という経験』
8.補講/ゲスト対談 福岡における作家活動について『どうして、写真を撮るのだろう?
9.写真講評2回目  前回をふまえて鑑賞してもらいます『テーマを気にする』
10.作品発表   (展覧会の予定あり)

7月7日(火)七夕

7月7日(火)はお休みします。

メニューが増えました。
証明写真や、パーフォレーションプリントはいらなくてもやってみたい、という価格にしています。それから、Lサイズ20円のチラシを見つけて出してくださった方は、いつもより5円安いです。チラシは店内にもありますが、もともと価格が低いためスタッフからはご案内していません。店内をくまなく探してください。

チラシをすぐにカウンターに出してくださった方には「あ、ブログ見ましたね」と声をかけたいと思います。

HP、もうすぐオープンします。
福岡時間ですみません。

2009年6月8日月曜日

6月9日(火)

6月9日(火)はお休みします。
急で申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いします。
お問い合わせは下記までお願いします。

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albus|アルバス写真ラボ
tel. 092-791-9335
fax. 092-791-9336

2009年5月23日土曜日

夜中

トレネ(隣接するデリとバル)が夜2時まで開いているからか、つられて遅くまで仕事をすることが多くなった。私が遅くまでやってるもんだからトレネのお客さんも見かねて、「早く帰りんしゃいよ」と声をかけてくれる。みんな家族みたいに。

まだまだメニューも少ないし、やりたいこともちょっとずつしかできてないけど確実に何かが見えてきた気がする。今あるニーズと自分がやりたいこと、子どもたちへ向けて発信したいことなど思いつくままにノートに書き出し、また0に戻り考える。


グッドなタイミングでインターンのYちゃんがやってくる。
もっと写真を学びたい、とメールで連絡をくれたYちゃん。初めての出会いにお互い少し緊張しながら夢を語る。やわらかないい時間。Yちゃんが学ぶ事を私も学ぼう。


FUJIFILMのラボアドバイザーの女性2人が博多と大阪からやってきた。2日間の研修を受けてパワーアップ。共(友)にさせていただき、なんだか友情も芽生えた気がした。
写真は紙ではなく、記憶や思いそのもの。目に見えないものを形にする仕事をしているのだから、きっちり基本を学ばなければならない。そして清掃。朝と夜、丁寧に機械を洗い、記憶と記録を整理する。

整理をしながら明日のことを思う夜中。

2009年5月20日水曜日

やはり

写真屋って儲からない。わかっていて始めたのに、やはり。
お客さんから心配してもらったりもして、あ〜支えられてるなぁと思う。
自立しなければ。

オープンして20日が過ぎた。既にいろんなお客さんに出会っている。
しかも今日は一ヶ月前に告知した、「インターン募集」に声をかけてくださった方がいる。
写真でつながるっていいな。

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保育園の依頼で、一年間のアルバムを作りたいという連絡があった。
CDにして保存しておきたい、という園の依頼だけどどうしても薦められない。CDはいつか開けなくなるし、見なくなる。紙のアルバムで残してあげたいけど、どういうものを提案すべきなのか。先生方の負担も少なく、買って残してあげたいと思えるもの。
どんなアルバムがいいのか...ここ数日そればかり考えている。

2009年5月19日火曜日

5/19(火)はお休みします

5/19(火)はお休みします。
お受け取りはできますので、出してくださっている方はいらしてください。(酒井はおりませんので、トレネのスタッフが対応させていただきます)どうぞよろしくお願いします。

2009年5月1日金曜日

オープンの気持ち

オープンだというのに、2度寝をやっちまった。
もちろんオープンには間に合ったけど、予定の入り時刻より3時間も遅刻。(7時入りの予定だった)こうなるともう笑うしかない。

しかもオープン当日に電気工事。商品はまだまだすかすか。
そんな中、ふわふわとオープンしたアルバス。(ふわふわしているのは自分だけか)
言葉の意味から言えば、「白」から始まるわけだから、ひとまず箱(お店)と自分が居て、プリントが焼ければいっかと開き直り、以外と落ち着いている。
さらにオーナーが追い打ちをかけるように「がんばらなくてもいいから愉しみなさい。一人なんだから焦らなくていい。自分の色を出しなさい」と言葉をいただく。
もう何とも言えない思いで心がいっぱいになった。


初めてのお客さんが来た。
会ったこともない方なのに、「おめでとうございます」と声をかけてくださり、かわいらしい花束をいただいた。
なんだか夢見たい。
風の便りで「一年も前から噂を聞いていた」と言われ、一年前はまだ私の頭の中だけのことだったはずなのに...とびっくり。

そしてまたお客様がお客様を呼んでくださり、2人目のお客様。
つながっていくんだなとなんだかうれしい一日だった。
明日はどんな人に出会えるのかな。

2009年4月29日水曜日

プレオープン

昨日のレセプションを終え、今日はトレネのプレオープン。
大勢のお客さんがきてくれた。
数えきれないくらいのお花に囲まれ、白い壁がにぎやかな色で潤った。

お客様が帰られた後、静かになった空間の中で「やるんだな」と思った。
お店って自分の家みたい。
ちなみにここ、もともと家だしね。

これこそ『写真家』なんじゃないだろうか。

2009年4月26日日曜日

ただいま工事中

何もないギャラリーがすっかり片付いている。
さっきまであんなに荷物があったのに。
小さなスピーカーから阿部海太郎さんの曲が流れている。
1階では工事の大きな音。

2つの音を聞きながら、ウトウトとギャラリーでブログを書く。
ほんとに夢じゃないんだろうか、4月30日にはオープンしているんだろうかと確かめるように。


この小さなお店を作るのに、たくさんの人が携わってくださった。
空間をデザインしてくれたAさんMさんを始め、現場を指揮してくださったSさん、全く関係ないのにペンキ塗りや掃除など進んで集まってくれた友人たちは数えきれないくらい。
「ありがとう」の言葉が持つ意味を超えてしまうくらい感謝してもしきれない。
人のつながりは、モノや空間を超えて、見えないものを沢山生んでいくことを改めて感じた。


ぷ〜んと木のいい香りがする。
明日、誰もいないときにギャラリーに花を添えて、この空気をみんなへのプレゼントに変えようかなと思っている。さて、どんな変化を起こそうかな。

2009年4月24日金曜日

ペンキ塗り3日目

毎日10人前後の友人らがペンキを塗りにきてくれる。
お店をつくることを自分のことのように真剣に、大切に思ってくれて、その時間を楽しんでくれている。自分だったら...と思うと頭が上がらないくらい、友人には尊敬の気持ちでいっぱいだ。

友人のおかげで、お店づくりが捗るどころか、思いが深まり心地よい思い出にかわる。
そしてムラムラな私の下塗りが、友人に上塗りされてスベスベにかわる。

2009年4月20日月曜日

初顔合わせ

オーナーが来た。
「いよいよか」とつぶやかれた。どんな思いなんだろうか。

その夜、アルバスをデザインしてくれたデザイナーのAさんとオーナーが初顔合わせ。
新しい出会いを見るとその瞬間を捉えたくなる。
始まりや初めては、希望や期待に満ちあふれているからなんだろうか。

これからいろんな出会いが増えるだろうなと思うと、なんだかわくわくしてきた。

今日からペンキ塗り

今日からペンキ塗りが始まる。
10人の人が手伝いにきてくれるみたい。
きっと今日のこともいつか思い出し笑いできるように、心にとどめておきたいなと思う。

2009年4月18日土曜日

造園やさんと買い出し

造園やさんが来る。大きな木が植えたいと依頼。
『「大きな木」の下に人が集まって、家ができ、町ができ、都市ができるようになったんよね。木って大事よね』という話しを一ヶ月前くらいにめぐみさんと話した。
そこから「大きな木」を庭に植えることになり、予算も無い中、造園やさん登場。
想定されていた木より倍以上背が高い木を要求。
予算が無いくせに大丈夫なのかと(自分に)思いつつ、大事なところにはやはり外せない。(結局そうやって全てに妥協できないんだけど)

その後、工事追い込みの現場を後に買い出しへ。
だんだんリアルになりつつある仕事に対し、まだまだ違和感を感じながらもレセプションの商材を購入。ソネスは3店舗目。心強い。

そういえば、最近誰かが言ってたな。「いろんな人と関わってやる方が絶対面白いよ。」
これってほんとに大変なことなんだけど、うまく心つながったときの喜びって何にも変えられない幸福なんですよね。そうなれるかどうかも、他者ではなく自分の責任。
そして何よりも他者への感謝の気持ち。

2009年3月23日月曜日

逃げ出したい気持ち

体調が思ったより良くない。いろんな緊張と責任が身体を襲う。逃げ出したい気持ちが睡眠という形で現れる。寝よう。とにかく眠い。
起きたらいつもの自分に戻れるだろうか。
始まったらもっと強い自分になれるだろうか。

2009年3月13日金曜日

取材

大好きなライターTさんが、取材してくれた。
改めて読むと私の表現にあいまいな含みが多く、自分から発する言葉にまだまだ自信を持ててないのがわかる。
でもそんな今をひとまず記念に載せておこう。
それにしてもこのタイトル、自分ならつけられない。
やはり取材は人にしてもらうべきだ。

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『写真の力』

写真ができること
 例えば子ども時代の幸せな写真が1枚でも残っていたらきっとその人の心に良い影響を与えるのではないかと、酒井咲帆さんは語る。
「写真1枚あれば、その中に流れる時間が蘇ってくる。そこにいない人の話で盛り上がったり、映っている風景で世代を超えた人とも共通の話題ができたりする。誰かや何かにつながったりふくらんだり、写真にはいろんな力がある。」
表現のための道具はカメラで、いわゆる撮影を仕事にもしているプロのカメラマンだが、酒井さんが創りたいのは紙に焼かれた写真ではなく、伝えたい残したいシーンそのもの。スタジオでしっかり照明を当てて撮影された家族写真も素敵だけれど、できればその家族の普段の生活の中に流れるありのままの姿も撮影してみたいと言う。そこに流れる時間がより濃密で、語られる内容が多いことに心が赴くのだろう。

子どもと大人とつなぐ
 子どもの豊かな感受性を引き出すためにどのような「不思議のタネ」をまくか。酒井さんは行事の撮影を頼まれていた保育園で、ある仕掛けをして子どもたちの反応や様子を記録し、それを園以外の人にも伝えている。
 「つちのかみさま、たびにでた。」はその記録の一部。子どもたちがいつものように園庭で遊んでいると、土でできた不思議な人形が現れる!「これなんだ?」子どもたちが話し合った結果、名づけられた「つちのかみさま」。毎日欠かさずお供え物をして仲良く遊んでいたところ、ある日突然、「つちのかみさま」がいなくなります。すると保育園に手紙が届いて…。
 そこには子どもたちのきらきらした眼差しや、大人顔負けの会話。予想外の行動や思いやりが、そのまま封じ込められている。彼女の写真活動には、カメラマンと被写体という関係ではなく、その場に自分がいてお互いに寄り添い、関わりあっていることが感じられる。
 「子ども時代を過ごさない人はいない。私自身、思い出豊かな子ども時代があるからこそ今の自分がいる。そして大人時代を生きようとしている私は、今子ども時代を生きている人たちに何ができるんだろうって考える。興味のある方向に一緒に歩いたり、何となく手を差し伸べたり。大人と子どもが交わる場がもっとあってもいいんじゃないかと思います。お互い様が生まれる場を。そして大人も子ども時代のことをもっと思い出せる場が必要なのではないかと思います。」
 子どもたちがいつかおじいちゃんおばあちゃんになって、孫に自分の写真を見せるときどんな話しをするだろう。1枚の写真からそういう場が沢山生まれてほしいと語る、酒井さん。残す・伝える・つなぐメディアとして、写真の可能性をもっと広げていきたいと話してくれた。(取材・文/田中美佳)

2009年3月12日木曜日

albus

名前が決まった。

『albus』

アルバスと呼ぶ。
白い紙に記憶を焼き付け、アルバムに保存する。人それぞれの大切な時間や記憶を残していく。そんな思いでつけられた。もともと「albus」はアルバムの語源。ラテン語で「白」という意味を持つ。albus(アルブス)と呼ばれる花もあり、同じことを表す。そしてハリーポッターに出て来る、あの名言をたくさん残したアルバス・ダンブルドア校長の名前の由来も同じ意味を含んでいる。とにかく縁起が良い名前のようだ。

albus アルバス。
改めて読むと、男らしい気もする。でも今日始めてメールをくれたハイタイドの梶原さんが「カッコイイけど私的には少しかわいい感じもしています」と書いてくれたのがうれしかった。「かわいい」に反応する私はまだまだ女性だ。

albus アルバス。
ここ数日何度も声に出している。腑に落ちるのはお店が始まってからなのかもしれない。


この名前が決まったのも自然の流れに乗った。一昨日、アバンティーのみんみん(田中さん)が、まだ見ぬお店の取材をしてくれた。無いものを紹介しようとしている編集人も面白い。取材先でお店の企画書を見せながら、「みんみんが取材してくれるって言ったから、迷っていた名前を一つに決めてみた。」となんとなく気持ちも不十分なままそれを伝えたら、「いいやん!」という一言。そりゃ、そう言うしかないよね。(笑)
そして今日、原稿が上がり既に入稿寸前。そこに刻まれた「albus」の文字は、原稿のテキストを読み込む前からひときわ目立っている。さらに大文字か小文字か決まっていないデザインも、「アルバス写真ラボ」という企画書用に適当につけた読み方さえも、くっきりと印字されているのである。

これこそ自然の流れなんだと、これを見た瞬間に何かを悟った。
これでいいのだ。





ラボ機がなくなった?

ラボ機が決まったはずだった。
今朝、その決定が覆された。

「あ、ラボ機、入らないんですよ〜」

そんなのアリか。
人生の内の多少なりとも大きな決断だったはずが、この一言で吹き飛ばされた。夢を見ていたんだろうか。

新たにラボ機を探す旅から始めなければならない。
引いた図面はどうするのか。
ほぼボランティアのようにつきあってくれているデザイナーさんにはかなり失礼なことをしてしまっている。合わす顔もない。

先に書いたように0に戻ろう。そして気持ちを入れ替えて白からはじめよう。
くやしー!

ただそれだけのこと

仕事のフィールドや育ってきた環境が違うと、捉え方や視点がうまく交わらなくて思いの共有が難しいと感じるときがある。同じ方向を向いているのは確かなのになんだかすごくもどかしい。

丁寧に話すこと、時間をかけること。
それが今一番必要なのかなと思う。

2009年3月8日日曜日

図面

そろそろ図面も仕上げに近い状態になってきた。ラボを創るなんて初めてなのに、できるもんなんだと思った。まだできてないけど。
使い勝手が良いものかどうかはやってみないとわからないが、図面に落とし込むだけでも今までやってきた仕事が活きている部分があり、どんな仕事も無駄にはならないと改めて気づかされる。

そういえば、地震後に実家を建て直した際、父が、家の間取りを一生懸命考えていたのを思い出した。素人ができるのか?と思ったりもしたが母と一緒にいろんな家を見て回り、作品を創るような感覚で手探りに楽しそうにやっていた。それでもやはり素人には変わりなかった。採用された父の間取り案は、今も実家として残っているが、一階部は陽が差し込まず暗い。生まれた日に植樹してくれたモクレンも、建て直しの際に伐採。子どもの意見は一切無視された。今でも街でモクレンに会う度心が痛み、「ごめんなさい」と立ち止まる。そんな苦い思い出が今でも残り、父には言えないが私は前の家の方が良かったと思っている。
子ども時代の思い出が残る家は、写真の中でしか見ることができない。

2009年3月5日木曜日

誕生日と卒業式

写真ラボの2階はギャラリーと事務所になる。今日は、その事務所をシェアするAさんの誕生日。Aさんは、写真ラボの空間デザインも引き受けてくれている。まだ出会って半年も経ってないのにこんなに早くいろんなことが進んでいくのを自分のことでないかのように客観的に見ながら、人の出会いはどこでどうなるかわからないなぁと思う。

私の好きな吉田美和は、自分とつながりがあるほとんどの人の誕生日を暗記しているらしい。その人にとっての大切な記念日を一緒に祝いたいという気持ちは、友人としての一番証なんじゃないかと思う。いつか手帳に書くスケジュールが、毎日真っ黒になるくらい、友人の誕生日で埋め尽くされるのが夢かもしれない。

そして今日は、イコネ(ソネス2号店)のTさんの卒業式でもあった。
Tさんはイコネに7年間も働いていた。イコネはTさんの味と言える。多くの人がTさんへの感謝の思いと幸せを願って卒業を祝った。
ソネスを知る前から、私はなぜかTさんが書くソネスのダイアリーを見るのが好きで、Tさんの存在も知らないのにいつか会えるのを心待ちにしていたことを思い出す。

春は、やっぱりいたずらだ。

2009年3月3日火曜日

残す、伝える、つなぐ

 子どもたちがいつかおじいちゃんおばあちゃんになって、孫に自分の写真を見せるときどんな話しをするだろう。
「これがおじいちゃんの子ども時代」と言って当時の写真を見せながら、思い出を振り返り、どんな友人がいて、どんな生活だったか...いろんな話しが繰り広げられるかもしれない。残された1枚の写真から、歴史が伝えられ、子ども時代のおじいちゃんとつながる。写真とは、プリントされた紙のことを指すのではなく、写真に流れている時間や記憶、歴史をそう呼ぶのであろうと考える。
 写真が、時空を超えて人をつなぐことができるかもしれない。
 写真で、歴史がつながっていくかもしれない。
 写真で、誰かを救うことができるかもしれない。
残す、伝える、つなぐメディアとして、写真の可能性をもっと広げていきたい。

2009年2月28日土曜日

中古の現像機

一本の電話が鳴った。私は沖縄にいた。FUJIFILMのFさんからだ。Fさんは、「応援するよ」という言葉より先に人やお店に愛情を降り注いでくれるとても信頼できる方。「酒井ちゃん、機械は決まった?どこのメーカーのどんな機械でも君のラボなら応援するから、本当にやりたいことをやりなさいよ。」と言いながら、電話の先で朗報のように「ちょうどよい中古の現像機が見つかったんだけど、どうだろう。」と教えてくれた。知らない間にいろいろ動いてくれていたのだ。

その日、夕方から福岡に戻りオーナ会った。
コンセプトの話しや、どんなことがしたいのかなどを話した。
「さ、どうしようか」とオーナーから切り出され、私が話した内容を汲み取って、いつの間にかオーナーがその場で現像機を発注していた。今朝、Fさんから連絡をもらっていた中古の現像機。私がお手洗いで席を立った1〜2分のことだった。

席に戻ったら「もう発注したよ」という一言。
さすがである。今まで迷った時間は何だったのか。笑
私のお見合い相手もオーナーに頼みたい、と心ばかり思った瞬間だった。

今日で決める

現像機を迷っている。ドライかウェットか。ドライとはいわゆるインクジェット方式のタイプで、染料インクと顔料インクによって機械も違う。ウェットとは従来の印画紙に焼き付けるタイプ。今、世の中に出回っているプリントはほぼウェットタイプの写真。でも今後はウェットタイプの現像機も無くなるだろうと言われている。
何を迷っているのか。

・紙質のいい写真を残して行きたいのか
・写真の周りにある付加価値を創りだしていくのか

「残す、伝える、つなぐ」
このコンセプトで残せるものは何なのか、ずっと頭の中をぐるぐる巡っている。

2009年2月27日金曜日

融資

ソネスのオーナーYさんから電話。
「融資が満額おりることになりました!これで100%進みだせるよ」という連絡を真っ先にいただく。嬉しいが実感はまだわかない。
私はと言えば出張にて沖縄入り。仕事の合間を縫って久高島へ。おだやかな波の音を聞きながら、この電話を受け取る。やってやろう!という意欲より、きっとうまくいくはず、というふわふわした根拠のない思いがまとわりつく。
久高島が放つ特有の風がそんな気持ちにさせるのか、花粉症で咳き込み頭がモウロウとしている体調のせいなのか、とにかくやることだけは確実に決まった今日。

2009年2月14日土曜日

オーナー

写真屋をやりたいという夢を実現できるのにはわけがある。早々に言うとオーナーがいるということ。私が19歳のときにアルバイトさせてもらった写真屋時代からお世話になっている塩山高之さんは、知る人ぞ知る写真業界を作って来られた人の一人。考えや行動が柔軟でユニークな上に商売人の心を持ち、温かく、人として魅力的で尊い人。
そんな塩山さんが突然私に「君がやりたい写真屋をやりなさい。応援するから」と言ってくれたのは1年前。そこから毎月一回顔を合わせ、写真屋さんをやることが実現に向かっている。

今日は塩山さんとの打合せ。
「写真に自由になりなさい。君がストレスの無いようにやっていくには何が一番大切か。そしてお客さんに何が伝えたいのか。やりたいようにやりなさい。君の信念を応援する。」と言ってくださった。
自分を思ってくれる言葉。涙があふれるが悲しいわけもなく、それでいてうれしくてはしゃぐような気持ちでもなく、ただ口を横一直線に結び、心から溢れ出るものをなるべく外へ出さないようにぐっと堪えた。

この気持ち、忘るるべからず。

2009年1月10日土曜日

挑戦

今日はsonesで2回目のミーティング。
8:30からの予定だったが遅刻してしまった。こんなんじゃいけない。

警固の物件を見つけてからもう一ヶ月が過ぎようとしている。仮申し込みはしているが、正規に申し込むための書類作成や、初期投資の予算で本当に可能かどうかを判断してもらうために準備を進めなければならない。そんな話しをこの一ヶ月も随分してきたが、ようやく具体的な話しに持ち込まれようとしている。

空間デザインを考えることは、もともとデザインを仕事にしている私にとっては面白い。お店が実現したら、ここでどんな人に出会うのだろうと考えるとわくわくしてくる。話し合いの中で、思いが先走り自我を押さえきれなくなる自分がいたりするが、そういう自分を振り返ると、だんだんお店に対する意識が高まってきたんだと少し安心する。

それよりも心配なのは中身だ。
自分が何がやりたいのか、自分の中でははっきりしているはずなのに、どうもうまく伝えられない。根拠がないことを並べているからだろうか。先陣をきった先輩方は、このときをどうやって乗り切っていったのだろうかと考えてみる。やはりやるしかない。
自分を信じるしかない。
そしてどこまでやるか挑戦するしかない。


何に挑戦するか。
もう一度自分の心に聞いてみようと思う。